お金欲しい掲示板

お金欲しい掲示板には「明日までにお金が揃わなければ首を括らなくてはなりません」と人生に切羽詰まった感のある書き込みから、「お金ちょーだい☆」と、まるでコンビニで新作アイスを買う小遣いをねだるようなお気楽な書き込みまで、さまざまな背景がある。まあ、僕は人の一生をお金で救えるような、人間的にも経済的にも余裕のあるたいそうな人間ではなくて、若い女の子にお小遣いをあげて悦に入っている偽善者である。お小遣いと引き換えにあれやこれやと楽しませてもらっているのだから、心根は悪人よりかも知れない。
「そんなことないと思いますよ。私もオジサマに救われていますし」
その掲示板で知り合った巴ちゃんが、そう言って慰めて?くれた。
巴ちゃんは「明日までにお金が必要」とか言う人生瀬戸際なわけではなく、お小遣い目当てのJKだった。それこそ小銭単位だ。まあ、額が額だけに軽くお茶飲んでそれだけだ。別れた後は、本当にコンビニに入ってアイスを買っていたりする。デート援と言えばデート援なのだが、例えるならちょっと高めなアイドルとの握手券を購入しているような感じだ。
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「毎日、コンビニでアイスが食べられるだけでも私は救われているんです」
貧乏育ちのだった巴ちゃんはお小遣いも貰えず友達が食べているアイスをうらやましく眺めているだけの日々だった。そんな彼女を救ったのは友達のスマホを借りてアクセスしたお金欲しい掲示板だったそうである。彼女の友達も実際にそこを使って、万単位で稼いでいるらしい。
ただ、巴ちゃんはさすがにそこまでやる気はなくて、アイスくらい買えたらいいかなーとその程度の募集にしたところ、引っかかったのが僕と言うわけだ。僕もまた、これでいいと思っている。わずかなお金で救われた気になってくれたのなら、僕の善は偽善ではなくなるのだから。
「ところで」
巴ちゃんがイーッと歯を見せた。
「アイスばっかり食べていたら虫歯になっちゃって」
まさか、虫歯治療費を援助することになるとは思っていなかった。
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